カフェインの一日の摂取目安が知りたい!取りすぎた時の対処法は?

カフェインの一日の摂取目安が知りたい!取りすぎた時の対処法は?

カフェインの過剰摂取と言われるのは一日どれくらいの量が目安になるのでしょうか。

最近取りすぎていて少々不安になったので確認してみました。
カフェインの一日の摂取目安と、取りすぎた時の症状や対処法についても探ってみます!

 








カフェインのを含むコーヒーは現代では手放せない…!

大人になって結構経ちますが、コーヒーのない生活が考えられないくらい毎日飲み続けています。

個人的ですがコーヒーを飲んで眠れなくなったということはあまりなく、眠い時にはすんなり寝てしまいます。

どうしても寝てはいけないけど眠くなってしまったときには、カフェインのサプリメントを摂取することもあります。

 

カフェインを含むコーヒーは歴史が深く、11世紀にはすでにコーヒーの飲用法についての書物が残されていたようです。

コーヒー豆を炒って飲むことになったきっかけは、ヤギがコーヒー豆を食べて興奮していることで、そこから修道僧が眠気覚ましのために利用されるようになったのだとか。

日本で初めて飲まれたのはずいぶん後になってからで、1804年に大田蜀山人という人物が「カウヒイ」というものを飲んだと記しています。

カフェインはコーヒーだけでなくお茶にも多く含まれていますし、今では医薬品やエナジードリンク、眠気覚ましのガムなどにも使われています。

 

カフェインの一日の摂取目安や過剰摂取となるのはどれくらい?

 

そうなるとやはり気になってくるのは「一日の過剰摂取」と「どれくらい続けても大丈夫?」なのかです。

カフェインをどれくらい摂取しても大丈夫なのかは、体格によって変わってくるそうで大人でも人それぞれ違うようです。

ですが平均的な大人だったと仮定して、欧州連合(EU)による奥州食品安全機関(EFSA)によると、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量については、1日400mgまでとしていて、さらに1回の摂取量は200mgまでだと発表しています。

カフェインの基本摂取量 成人で1日400mg・1回200mgまで

カフェインを適量で摂取すると中枢神経に作用して興奮状態となり体を活性化します。その結果頭がすっきりとしてきて眠気がなくなる効果もあります。

 





カフェインの一日の摂取目安を超えて取りすぎた時の症状は?

では多く摂取してしまったらどんな症状が現れるのでしょうか。

過剰摂取となると、中枢神経を刺激しすぎてしまい心拍数の増加やめまいが起きることがあります。他にも手や体の震え、興奮しすぎて不安感が出てきたり眠気が無くなりすぎてまったく眠れない、という症状があります。

体の消化器官にまで影響が及び始めると、吐き気が出てきたりお腹を壊して下痢になったりする人もいるようです。

上記の「1日400mg、1回200mgまで」というのはあくまで平均的な体格だと仮定されていますので、小柄な人や体質によってはもっと少ない量であってもこのような症状が出てくる可能性はあります。

 

カフェインを過剰摂取してしまった時の対処法は?

コーヒーやエナジードリンクを飲みすぎてしまったり、うっかり子供が多く飲みすぎてしまったりした場合の対処法を見ていきます。

時間が経てばカフェインによる症状は自然となくなり、常用していなければ中毒になることもありませんから様子を見ておくだけでもいいのですが、できることがあるなら対処しておきたいですね。

●カフェイン過剰摂取したときの対策①水分をとる

水分を多く飲むとカフェインの症状を和らげたり、体外へ排出する働きも促してくれるので効果があるようです。

ただ水ばかり飲むと体内の電解質のバランスも崩れるので、ほんの少し塩分が入っている物も飲むといいでしょう。

●カフェイン過剰摂取したときの対策②カリウムやマグネシウムもとる

体内のカフェインはカリウム・マグネシウムを使ってしまうのだそうで、これらを積極的に摂ることも過剰摂取の症状である体の震えや不安感を抑えることにおすすめです。

カフェインとは逆に安眠のためにはマグネシウムを摂ると良いという話もありますが、眠気を覚ますカフェインではマグネシウムも使ってしまうんですね。

 





カフェインの入った飲み物の含有量は?

一般的に言われている飲み物の含有量は、コーヒーは100mlあたり60mgといわれます。

紅茶では100mlあたり30mgでコーヒーの約半分、ウーロン茶や煎茶は100mlあたり20mgでコーヒーの3分の1程度、その他エナジードリンクなどは製品によって量は大きく違いがありますが、許容量を超えそうなほど多く入っている物もあります。

 

【各製品のカフェイン含有量】

●レッドブル 185ml缶・・・100mlあたり43.2mg(1缶80mg
●レッドブル 250ml缶・・・100mlあたり32mg(1缶80mg
●モンスターエナジー 355ml缶・・・100mlあたり36mg(1缶127mg
●モンスターウルトラ 355ml缶・・・100mlあたり40mg(1缶142mg
●リポビタンD 100ml1本・・・50mg
●エスカップ 100ml1本・・・50mg
●プレミアムボス微糖(サントリー)260ml・・・208mg
●ワンダ極ブラック(アサヒ飲料)400ml・・・240mg
●伊右衛門緑茶(サントリー)500ml・・・100mlあたり10mg(1本50mg
●おーいお茶(伊藤園)525ml・・・100mlあたり13mg(1本68mg
●おーいお茶濃い茶(伊藤園)525ml・・・100mlあたり13mg(1本68mg

 

カフェインの一日の摂取目安が知りたい!取りすぎた時の対処法は?のまとめ

カフェインを摂りすぎて2015年には日本で死亡した例もまだ記憶に新しいところです。

しかし、そこまでカフェインを摂り続ける場合は1日400mgという上限を大きく超えて11000mgと言われていますので、ちょっと多くコーヒーを飲みすぎたり、エナジードリンクを飲みすぎたくらいでは命に危険が及ぶことは考えにくいです。

レッドブルの1缶に含まれるカフェイン量80mlで計算すると137本飲むことになりますからね。

しかし問題なのはそこまでいかなくてもやはり依存や中毒の可能性です。

400mgを超えて飲み続けていると、命の危険はないにしても「カフェインを飲まないと体がシャキッとしない」依存状態になったり、むしろ飲まないとうつ状態や頭痛がしたりするカフェイン中毒に陥る可能性は十分にあります。

上手に生活にカフェインを取り入れていきたいですね。妊婦さんもまったく摂ってはダメなのではなく、人によっては1日に300mgまではOKともされています。

今回の許容量はヨーロッパEUの発表数値を基にしていますので、日本人にはもう少し少なく見ておいた方が良いかもしれません。