高校受験や大学受験で必要な英語といえば、いかに単語の意味を知っていて書くことができるか、いかに文章を組み立てることができるかで、言ってしまえばほぼ暗記勝負です。
高校受験や大学受験をクリアしたいだけならば繰り返し何度も暗記すればよいでしょうし、一般的に公立学校で使っているような教材があれば事足りるでしょう。
しかし話せるようになりたいならば話は別です。
話すというのは英語をコミュニケーションの手段として使うというわけですから、子供にとって英語が生活の一部である必要があります。
今からお勉強の時間ですよ、と区切るのではなくいつでも子供が自然と触れることができる環境に置かなくてはなりません。
そして重要なのは始める時期です。
日本人がなかなか英語を話すことができるようにならないのは、音を聞き取れないからです。日本語の母音があ、い、う、え、おの5つに対して、母音は30近くあり、また周波数も違うので日本語だけを聞いて育った人間は耳が慣れていないので英語の音をきちんと聞き取ることができません。
ですから、英語の音を聞き取れるようにするためには始めるのは早ければ早いほうがいいです。
寝たきりの赤ちゃんの時期、もっと言うとお腹の中で耳が聞こえるようになる妊娠20週頃が始め時です。始めると言っても子供が1歳くらいになるまでは音楽などの音声とちょっとした絵本くらいでいいです。
海外の子供が好んで歌って踊るような童謡などがいいでしょう。
1歳を過ぎてくるとやはり映像やおもちゃなども取り入れていく必要があります。
映像やおもちゃを使うことによって言葉の意味や使い方などを少しづつ理解していきます。
子供の一日はほとんどが遊びですからいかに遊びの中に英語を自然な形で登場させるかがポイントになってきます。
映像は子供向けの海外のアニメでもいいし、選ぶ自信がなければ子供向けの通信教材もありますからそれを利用するのもいいかもしれません。
よく「うちの子はまだ小さいからもっと大きくなってから」などと言う人がいますが大きくなってからでは遅いです。
英語でコミュニケーションがとれるようにするには小学生になるまでの教育が重要です。