野菜の農薬の落とし方!重曹で落とす方法とは?放射性物質も洗える?

野菜の農薬の落とし方!重曹で落とす方法とは?放射性物質も洗える?

野菜や果物には、実は農薬がたくさんついています。

皮ごと食べると栄養があるとされていますが、人体に有害な農薬を食べてしまっては意味がない!
農薬の落とし方についてご紹介します。

野菜や果物は重曹でも落とすことができるのでしょうか。もっと簡単な方法もご紹介。

 

果物を皮ごと食べるなら農薬の洗い方を確認!危険度の高いランキングは?

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2018年7月20日








野菜や果物には農薬がすごいって本当?

スーパーやお店に並んでいる野菜や果物には、ほぼすべてに農薬が付着しています。

目には見えないし臭いもありませんのでつい忘れてしまうのですが、多い少ないにかかわらずほとんどの物に農薬はついています。

 

日本国内では農薬の基準を世界的に見るとかなり緩いです。

 

ミツバチがいなくなった原因ともいわれる「ネオニコチノイド系農薬」もヨーロッパ諸国ではすでに使用が禁止されていますが、日本では何の対策も取られていません。

 

禁止するように反対運動が出てはいますが、まだまだ禁止する動きにはなっていないようです。

日本では、赤とんぼがいなくなっている原因としても言われているんですけどね。

 

他には「ポストハーベスト」農薬がついたものも店頭には並んでいます。

ポストハーベストとは収穫した後の野菜や果物にカビが生えないように撒く防カビ剤や防虫剤の一種です。

 

日本ではポストハーベストは禁止されているのですが、輸入品には使用され続けています。

よく考えてみると、生の野菜や果物が地球の裏側からキレイなままで私たちの手元にまで届くというのは、それなりの薬を使用していないとできないことだと思います。

しかも収穫後ですから、最後の最後に撒かれた防カビ剤や防虫剤は、農業中に撒かれたものよりもさらに濃い濃度で手元に届いてしまうということです。

 

野菜や果物についた農薬やポストハーベストによる人体への影響は?

一応、国内の基準を満たしている農薬がついている程度の食べ物を食べたからと言って、すぐに体に変化はありません。

しかし体内に蓄積され続けることで徐々に影響が出てきます。

「農薬中毒症状」としてはめまい、目の充血、吐き気や嘔吐、のどの渇き、発熱などがあります。

さらに精神的な影響についても懸念されていて、うつ症状や倦怠感、不安感など、一見関係のないようなところまであるのではないかと言われています。

 

また、近年増加している自閉症や多動症などの発達障害、アレルギー症状、妊娠中の胎児への影響も懸念されています。

 





野菜の農薬を重曹を使った落とし方!

重曹を使って野菜を洗う方法はとっても簡単です。

重曹を溶かした水に浸けておくだけ。

浸けると言っても、何十分も浸けてしまうと野菜本来の栄養素も流れ出てしまいますので、30秒から1分程度です。

【重曹を使った野菜や果物の洗い方】

①大きいボウルや鍋に水を入れ、小さじ1~2杯の重曹を入れて混ぜる

②野菜を入れて1分ほど浸ける

③水でよく洗い流す

 

なぜ重曹で野菜の農薬が落とせるの?

重曹「炭酸水素ナトリウム」で、英語では「ベーキングソーダ」とも呼ばれています。

重曹のアルカリ度はph8.2です。

普通の水がph7程度で中性ですから、重曹は「ややアルカリ性」の性質を持っています。

農薬や汚れは酸性ということなので、アルカリ性が吸着して落とせるのだそうです。

 

野菜の農薬を重曹で落とす時に放射性物質も洗えている?

野菜や果物についている放射性物質は、水で洗うだけでも5~6割は流せると言われています。

その他にもこすり洗いをしたり、お湯で茹でたり、ピクルスにして酢に漬けたりする方法でも放射性物質を取り除くことができます。

 

流水やこすり洗いでも落とせるということなので、重曹でも放射性物質を落とすには有効であると言えるでしょう。

 

 

重曹は農薬除去にはアルカリ度が低い?

重曹での野菜や果物の洗い方もよく知られるようにはなってきましたが、実はそんなに落ちていないのではないか、という声もあります。

重曹を水に溶かした水溶液(2%濃度)のアルカリ度はph8.2ということで弱アルカリ性です。

食品添加物として使われていて、人体に無害な物質なのでこれについては安心です。

 

しかし、気になる野菜の農薬を落とすにはアルカリのph値がかなり弱めであるとも言えます。

また、色々調べてみたところ重曹を使った農薬の落とし方はあるのですが、実験や研究の結果というものは見つかりませんでした。

 

「重曹はアルカリ性だから農薬も落とせる」ということには間違いがないのだと思いますが、農薬がしっかり落とせるレベルのアルカリ性であるのかどうかは不明です。

 

重曹よりも野菜や果物の農薬を落とせる方法!

重曹ではアルカリ度がやや低いために少し頼りないところがあります。

ということでアルカリ度が高くて安全に使えるものとして、「ベジシャワー」がありました!

 



ベジシャワーのアルカリ度は、ph12。

これは、0~14で示されるph(ペーハー)の値で、14に近いほどアルカリ度が高いと言えるので、ph12はかなり高めの部類に入ります。

 

ph12以上となると、農薬の他に菌も落とせるレベルですので、安心して皮ごと生のまま食べられるようになりますね。

 

野菜についているのは農薬だけじゃない!

農薬の一部に入るのかもしれませんが、農家が野菜を作る時に撒く農薬の他に、「展着剤」(てんちゃくざい)というものがあります。

 

これはもともと野菜には撥水作用があるため農薬が付着しにくいのですが、それを補って農薬がより付着して効果を出しやすくするために使われる薬剤です。

 

害虫を駆除するために使う農家と、農薬を除去したい消費者の戦いですね…。

虫食いだらけの野菜では買う人がいないので、いかに農薬の効果が出るようにするのかを考えていくのも仕方がないのかもしれません。

 

重曹よりもかなりアルカリ度が高いベジシャワーは、この展着剤も落とすことができるということで、実験結果もあるそうなので安心です。

 

 

農薬や展着剤を落とせる「ベジシャワー」は安全なの?

いくら落とせると言っても、危険な薬剤では意味がありません。

ベジシャワーの成分は99.9%が純水で、0.1%は炭酸カリウムでできています。

99.9%が純水って…、ほとんどが水かと思いきや、ただの水なわけでもありません。

独自製法で電気分解されていて、その製法でph12を実現しています。

 

しかしながら元は純水なので、時間が経つと大気中の二酸化炭素によって中和されてただの水に戻ります。

ですので使用時は強力なアルカリの力を使いつつ、最終的に水に戻るので環境には優しい成分であると言えますね。

素手で触れても大丈夫なのだそうですが、さすがにカサカサになってしまいそうですけど。

 

重曹より効果が高い「ベジシャワー」の使用方法

※トマトには発色をよくするための色付きの展着剤が使われているのだそうです。
こんな色の農薬が落ちるなんて、怖い…。

 

ベジシャワーは、スプレーボトルに入ったタイプです。

そのため希釈したり水で溶かしたりする手間がありません。

片手でそのまま使えるのは便利ですね。

【ベジシャワーの使い方】

①野菜や果物にまんべんなく直接スプレーする

②1分ほど待って優しくこする

③水で洗い流す

これだけで農薬や展着剤、放射性物質をほとんどカットしてくれます。

 

さらに、ベジシャワーのph値は除菌もできるレベルです。

大腸菌や一般の最近はph8~9くらいまでは生きていられるのだそうですから、重曹のph8.2では、菌までは対応ができません。

 

野菜の農薬の落とし方!重曹で落とす方法とは?放射性物質も洗える?のまとめ

重曹でも最低限の農薬は落とすことができます。

水で洗うだけよりも落としやすくなりますから、農薬の心配があるものは必ず洗うことを心がけると良いですね。

 

確実に、しっかりと農薬や展着剤までしっかりと落としたいのであれば、ベジシャワーの使用も検討みてください~。

 

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