今年の大晦日の食事は何にするか決めていますか?今回は去年の大晦日に、何を食べたかランキングを紹介します。
独自アンケートを基に、家族で過ごす、一人暮らしなど大晦日の食事について調査しましたよ。
大晦日のメニューを決めるのに、ランキングを参考にしてくださいね。
大晦日の食事がいつもと違うのは?
いままで大晦日の食事は、どんなメニューでしたか?子供のころは、大晦日には家族が集まって食事をしていました。
なぜなのか気にしたことがなかったのですが、どうして集まるのが大晦日だったのでしょう。調べてみると、昔から大晦日は特別な日だったようです。
昔の大晦日とは?
どうやら大晦日は平安時代から特別な日だったようです。諸説ありますが、その中に大晦日から年明けにかけて、歳神様(穀物の豊作をもたらしてくれる神様)を寝ないで待つ習慣があったというものがあります。それは年が明けても生活に困らないように、歳神様を迎えて願いを込めていたのですね。
ちなみに鏡餅を飾るのは、歳神様の依り代(座る場所)で、分かりやすいように目印としていたようです。
まず大切な歳神様を迎えるために、昔は大掃除を「すす払い」と呼び、12月13日に掃除をしていました。そして大晦日は、お風呂に入って身を清め、除夜の鐘を聞きながら煩悩を消します。これが歳神様を迎える準備だったのです。そして神社を参って氏神様に今年一年のお礼を伝えます。
年明けとともにお詣りをして身を清めて、日の出ともに降りてくる歳神様を迎えていたのです。
そして大晦日の食事です。昔は大晦日に歳神様を迎えるために「年取り膳」を用意していました。
鮭やぶりのような出世魚を準備していたようです。魚を食べる機会も少なかった当時は、大晦日に食べる魚は貴重だったのです。
現在の大晦日とは?
時代の移り変わりとともに、生活スタイルも変化していき、現在では風習も変わっていますよね。
しかし大掃除をして新年を迎える、初詣をして神様にお礼とお願いをするなど残っていることもあります。今は、いつでもお風呂に入ることができ、食べたいものが買えますからね。徐々に変化するのは、自然なことです。
30年前は本家に集まって、近況を話しながら年を越すという方も多かったのではないでしょうか。しかし、最近は正月には旅行に行くという方や、仕事があるという方もいますよね。そのため、大勢で食事をすることも少なくなっているようです。
ですが、大晦日は1年の区切りとして、特別な食事を食べたいと考える方は多いようです。
しかも現在では、お取り寄せで全国の名産を食べることが可能です。そこで気になるのが、他の方は大晦日の食事をどうしているのかなということです。
だから「去年大晦日に食べたものは何ですか」というアンケートを取ってみました。しかし年越しそばを食べる方は多かった(ダントツで1位)ので、『年越しそば以外で』という条件のもと集計しました!
去年の大晦日の食事のランキングは?
集計結果をランキングで発表します!
大晦日の食事ランキング第5位!
第5位はカニ!
タラバガニの脚、カニを1匹ボイル、カニ鍋、カニ爪など…
大晦日だからカニを奮発したという方がいました。めったにない家族で集まる機会に、カニを食べる方もいました。
大晦日の食事ランキング第4位!
第4位は鍋!
寒い冬に鍋は体が温まるから、毎日食べても飽きません。大晦日も鍋は人気です。
今回のアンケートでは、キムチ鍋・寄せ鍋・きりたんぽ・しゃぶしゃぶ(ぶりしゃぶ・牛しゃぶ)・豆乳鍋・おでんを食べる方がいました。
大晦日の食事ランキング第3位!
第3位はすきやき!
鍋にも分類されますが、すきやきという方が多かったので、すきやきは別にしました。
やっぱり、いつもよりちょっと奮発したお肉を、家族で食べるという方がいました。
大晦日の食事ランキング第2位!
第2位は唐揚げ!
家族で大晦日を過ごす場合、子供も大好きで、お酒のつまみにもなる唐揚げも人気です。
家で作るのはもちろん、スーパーやデパートでオードブルを買う方もいました。ケンタッキーのチキンで年越し!という方もいました。
大晦日の食事ランキング第1位!!
堂々の第1位はやっぱりお寿司!
今回のアンケートでは、2位の唐揚げを大きく引き離して第1位だったのは、お寿司でした。
そして、握り寿司、いなり寿司、手巻き寿司など、いろんなお寿司で大晦日を過ごすようです。
ランキング外で複数の回答があった食べ物には、
- 天ぷら
- 焼肉
- さしみ
- ピザ
こちらのメニューがありました。
そしてひとりだけ回答されていた食べ物は、
- お好み焼き
- とんかつ
- ナポリタン
- サラダ
こちらのメニューがありました。
また「おせち料理」を食べるという家庭もありましたよ。
- お酒
- 枝豆
- ナッツ類
- アイスクリーム
- イチゴ
こちらの回答を見ると、団らんの様子がうかがえます。
大晦日の食事のアンケート結果を細かく調査!
次は、いただいた大切な意見を基に、アンケートをもっと細かく分析してみます。まずは地域で、食事に違いがあるのか確かめました。
地域別では?
今回のアンケートのランキングを、全体と地域別で集計していて気づいたことは、さまざまな食事だったことです。
お寿司が第1位ではありましたが、他のメニューもバラエティー豊かでした。
そして地域別でも、いろいろな食事があったので、全体と同じことが言えます。しかし、郷土料理を食べるという意見があったので紹介しますね。
きりたんぽ鍋
秋田県の方で、「きりたんぽ鍋」と回答された方がいました。
きりたんぽ鍋は、ご飯をすりつぶして串に巻き付けた「たんぽ」を鍋に入れます。他の具剤は、鶏肉、ゴボウ、長ネギ、舞茸、セリなどですよ。お取り寄せもできる鍋なので、自宅でも試すことが可能です。
作り方
- 鶏のガラ(骨)で出汁をとります
- 鶏肉、ゴボウ、長ネギ、舞茸を入れます
- 鶏肉やゴボウに火が通ったら、お酒、塩、しょうゆで味付けします
- 食べやすく手でちぎった「たんぽ」を入れて煮ます
- セリにさっと火を通して出来上がりです
のっぺ
新潟県の方では、「のっぺ」と答えられた方がいます。「のっぺ」は里芋を他の野菜と煮る、とろみのある煮物です。新潟の郷土料理で、各家庭で入れる具材がいろいろあるのも特徴の煮物ですよ。
作り方
- 干し椎茸の戻し汁と煮干しで出汁をとります
- 里芋、にんじん、戻した干し椎茸、かまぼこ、こんにゃく、たけのこなどを細かく切る
- 鮭、鶏肉も食べやすい大きさに切る
- だし汁と塩で切った具材を、かたいものから煮る
- 砂糖、塩、しょうゆで味付けをする
新潟では夏は冷して、冬は暖かい「のっぺ」を食べます。「のっぺ」は昔から、お正月や冠婚葬祭で食べられていました。
かしわめし
福岡県の方で「東筑軒のかしわめし(駅弁)」というものがありました。
福岡県北九州市にある東筑軒は、鶏のスープで炊いた炊き込みご飯の上に、鶏そぼろ・たまご・海苔をのせた「かしわめし」が有名です。調べてみると、東筑軒では、お重になった「かしわめし」や「おせち料理」などもある人気の仕出し屋さんでしたよ。
一人暮らしでは?
お仕事の都合などの事情で、大晦日にひとりで過ごす場合もあります。今回のアンケートでも、ひとりだった方の意見がありました。
- フライドチキン
- ピザ
- 寿司など…
すぐ食べられる食べ物が多かった印象です。しかしメニューは家族で過ごす場合と同じですね。しかし中には、カップラーメンやカロリーメイトと回答された方もいらっしゃいました。やはり一人で食事をするのは、できるだけ簡単に済ませたいのかもしれませんね。
恋人と過ごす場合は?
中には恋人と一緒に年越しをするという場合もありますよね。アンケートの回答をチェックしました。
- 寿司
- 唐揚げ
- すきやき
- ピザ
- 焼きそば
- チョコレートケーキなど…
家族で過ごす場合のランキングと、違いはあまりありませんでした。チョコレートケーキを恋人と食べるというのは羨ましいですね。
大晦日の食事は何を食べる? まとめ
大晦日の食事は何を食べているのか?を調査するため、アンケートを取りました。
今回は、アンケート結果を基にランキングを発表しました。鍋や寿司などのメニューに人気がありましたよ。
今年の大晦日の食事は何にするか考えるときに、ランキングを参考にしてくださいね。