果物には皮付きの物もありますが、いちごはそのまま食べますしリンゴも皮つきで食べたりします。
やはり気になるのは表面についている残留農薬。
栄養素も逃さず果物を皮ごと食べるなら農薬の正しい洗い方を確認しておきましょう!
残留農薬の残りやすい危険度の高いランキングもご紹介します。
Contents
果物を皮ごと食べるのは危険?栄養たっぷり?
果物も野菜も、皮の方に栄養が多いということが知られています。
でも、
「皮に近い方が栄養が多いので皮ごと食べましょう」
という一般論がある中で、
「皮には農薬がついていて人体にも害があるので、皮は厚めに剥いて食べましょう」
という話もよく出る内容です。
どちらをとれば良いのか悩んでしまいますよね。
安全な方を選ぶのであれば、「少々栄養が無くなってしまっても農薬を口にしてしまうくらいならそっちの方がマシ!」
と思って、私はできる限り子供には皮をむいて食べさせるようにしています。
しかし、いちごは皮がありませんからそのまま食べますし、最近では皮ごと食べられるぶどうもよく見かけるようになりました。
ぶどうもいちいち皮をむいて食べさせるのが面倒なこともあるので、結局子供も皮ごと食べていることも多いです。
だったら無農薬の物を買えば良いのかもしれませんが、高いし普通のスーパーには置いていなかったり、気軽に買うことができません。
ですので普通に買える果物や野菜を、しっかり農薬まで落として食べられるようにしていきましょう!
果物を皮ごと食べるなら農薬はしっかり洗って!洗い方を確認!
流水で洗うだけでもある程度の汚れや農薬は落とすことができます。
しかしそれだけではすべての農薬は落としきれません。
中にはワックスのようなものがついていて水をはじいてしまうこともあります。
今回は水道水で洗う以外にもっと残留農薬を落とせる方法をご紹介します。
果物の農薬の落とし方①重曹を使う
野菜も果物も、家庭にある材料では重曹を使う方法があります。
重曹を入れた水溶液はph8.2と、弱アルカリ性になりますから、農薬や汚れなどのプラスイオンをアルカリのマイナスイオンの力を使ってや浅いや果物から引き離す方法です。
重曹を使った農薬の落とし方は、
①大きめのボウルに水を入れて、小さじ1~2杯程度の重曹を入れてよく混ぜる
②果物や野菜を入れる
③1分ほどで取り出して水でよく洗う
という方法です。
ただ流水で洗うよりは農薬も落とす力が増えるので、これだけでも良くなるでしょう。
果物の農薬の落とし方②酢を使う
同じく大きめのボウルに水を入れ、お酢を入れて農薬を落とすという方法です。
お酢は半カップほど、多めに入れた酢水に野菜や果物を浸けます。
浸けておく時間は5~10分と長めに入れる方法がよく書かれていますが、あまり長いと食物本来の栄養素も流れ出てしまうので、1分くらいでも十分かと思います。
取り出したら、流水でよく洗いましょう。
お酢を使ってもよく洗えばお酢のにおいは残りません。
果物の農薬の落とし方③高アルカリイオンで完全除去する
もう一つが今回のおすすめです。
重曹よりもアルカリ性が高い水溶液を使って農薬を落とす方法です。
農薬が落とせることについては重曹と同じイメージなのですが、ph値が重曹は8.2程度なのに対して、ph12以上の物を使用します。
アルカリの力が強く働きますから、重曹よりも強力になります。
さらに、ph12以上の物を使用すると農薬だけでなく大腸菌や細菌もph9以上で生存できなくなるので除菌にもなります。
できるなら、高アルカリイオンを使って果物や野菜の農薬を取るのが一番確実ですね。
果物も野菜も残留農薬を洗い落とすならベジシャワーが最強!
ph12以上の高アルカリイオン配合では、「ベジシャワー」という商品があります。
ベジシャワーは99.9%が純水で出来ていて、残りの0.1%は炭酸カリウムです。
ただの水?と思ってしまいそうですが、そうでもありません。
独自製法の電気分解で作られたというベジシャワーは、純水ながらph12の高アルカリ性となっています。
アルカリは酸性の力が加わるとph値が引き下げられ、ph7程度で中性になります。
つまり使用後は大気中の二酸化炭素の酸性に触れて、ただの水に戻るので、環境にも優しい作りになっています。
(その際に引きはがされた農薬が流されていくのは置いといて…)
ベジシャワーの使い方は?
スプレータイプのベジシャワーは、薄めたり溶かしたりする必要がありません。
そのまま農薬を落としたい食物にスプレーを吹きかけるだけなので簡単です。
②硬いものはそのまま1分待って、硬くないものはすぐに、表面をなでるようにこする
③水で洗い流す
これで完了!
農薬だけでなく除菌もできて、安心して子供にも食べさせられます。
果物の残留農薬!危険度の高いランキングをチェック!
非営利の環境保護団体、環境ワーキンググループ(EWG)は、2004年から毎年野菜と果物の残留農薬を調べています。
農薬と言っても1種類ではなく、除草剤、殺虫剤、防カビ剤、殺鼠剤などの化学物質が含まれています。
その中で不名誉なワースト12位となってしまったのは以下の通りです。
1位 イチゴ
2位 ほうれん草
3位 ネクタリン
4位 リンゴ
5位 ぶどう
6位 桃
7位 さくらんぼ
8位 梨
9位 トマト
10位 セロリ
11位 じゃがいも
12位 パプリカ・ピーマン
EWGによると、残留農薬は非オーガニックの農産物サンプルのうち、ほぼ70%から検出されました。
その他の果物や野菜に比べて高い値の残留農薬が検出されたということです。
やはり、皮ごと食べられるものや、皮がなくそのまま食べるものに多く検出されています。
特にイチゴはこのランキングの上位の常連で、2位のほうれん草の2倍以上の農薬が検出されています。
イチゴからは20種類以上もの農薬が見つかったそうです…。
イチゴ狩りって、洗わないで食べますよね。大丈夫なのか不安です。
上位ランキングとなってしまったこの12種類。
3位のネクタリンは日本のスーパーではあまり見かけたことがないですが、これらを購入する時はできるだけオーガニックの物を買うように勧められています。
とは言ってもなかなか無農薬やオーガニックな物を見つけて買うのは難しいですね…。
やはり、高アルカリイオン水の「ベジシャワー」で農薬を自分で落とすようにして、家の食事は自分たちで守っていかないといけないです。
果物を皮ごと食べるなら農薬の洗い方を確認!危険度の高いランキングは?のまとめ
フルーツは、食べなくても必須ではないかもしれません。
でも多くの子供が好きですし、(うちの子供も大好物)まったく食べないわけにもいかないですね。
信頼できる産地やお店から買うことも大事ですし、自分で農薬を落とす技を身につけるのも必要です。
すぐに何か悪い症状が出ることは稀です。
でも体外に排出されにくいという事実も知っておいて、できるだけ体に入れない努力はしていきたいです。
特に子供は体が小さい分、体内の残留農薬の蓄積量も割合が増えてしまいますね。
それに大人より果物を食べたがったりするので、余計に注意してあげたいです。
農薬除去のやり方はしっかり覚えて、習慣にしていきましょう!
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