野菜を漂白剤で洗うって本当?家庭で安全に除菌や農薬除去をするなら!

野菜を漂白剤で洗うって本当?家庭で安全に除菌や農薬除去をするなら!

飲食店で使用されている野菜や、スーパーやコンビニにあるカット野菜漂白剤で洗うというのは本当なのでしょうか?

そして家でもハイターなどで野菜を漂白している人もいるのだとか!

外食までは避けられないにしても、家庭で安全に除菌や農薬除去ができる方法をご紹介します!

 

ぶどうを皮ごと食べる時は残留農薬が心配!子供も安全に食べるには?

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2018年7月22日








野菜を漂白剤で洗うのは飲食店では常識?

普通に考えて「野菜を漂白剤で洗う」なんてギョッとしてしまうことなのですが、なんと厚生労働省や保健所では使用を推奨していることなのだそうです!

作られてから消費者が購入して実際に口に入るまでには時間がかかるので、その間に菌の繁殖や野菜が傷んだり切り口が茶色くなったりすることを防ぐために使われています。

スーパーに並ぶカット野菜が茶色く傷んでいるのを見たことがないのはこのためだったんですね。

 

しかし漂白剤なら何でもいいのではなく、食品添加物として使用できる次亜塩素酸ナトリウムというものが使われています。

これは原液では劇薬にもなりますが、実際には200~500ppmという単位まで薄めて使用するのだそうです。

製品にもよりますが例えば「ジアノック」という食品添加物殺菌料の場合、200ppmにするには300倍に希釈するので、水1リットルに対して原液は3mlを混ぜたものを使用します。

 

かなり薄めたものを使用していて、それを流水でよくすすいであるなら人体に影響はないのかもしれません。

ですが、同じ製品でもう少し希釈を濃くしたものはふきんやまな板の漂白に使えるものなので、やはり何だか抵抗がありますね…。

 

次亜塩素酸ナトリウムは名前に「塩素」と入っている通り、においはプールの塩素のようなにおいです。

もししっかり洗い流していなければ野菜から塩素のにおいがすることもあります。

 

家庭でも野菜や果物を漂白剤(ハイター)で洗うもの?

飲食店やスーパーのカット野菜に次亜塩素酸ナトリウムの漂白剤が使われていたわけですが、家庭でも使う必要があるのでしょうか。

まず、家で作る料理というのは、作ってすぐに食べることを前提としています。

ですので無駄に漂白剤を食品に使う必要はありません!

 

家庭で使われているキッチンハイターは、よく成分を見てみると「次亜塩素酸ナトリウム」と書かれています。

ですので使おうと思えば使うこともできるのかな?と思ってしまいそうですが、

 

キッチンハイターは野菜の消毒には使えません!

 

キッチンハイターは食品添加物用としては作られていません。

ふきん、まな板、おしぼり、冷蔵庫の除菌消臭、食器用スポンジの除菌消臭など用に作られているので洗剤に使われる界面活性剤も入っています。

また、洗濯に使われるハイターなども食品添加物用ではありませんので野菜や果物に混ぜたりしないでくださいね。

Q,キッチンハイターは野菜の除菌に使えますか?

A,キッチンハイターは野菜や果物にはご使用いただけません。野菜・果物にご使用いただくのであれば、食品添加物の「月星ブリーチC」をおすすめします。

 





野菜や果物を漂白剤を使わないで安全に除菌や農薬除去をするなら!

漂白剤と聞くと、いくら薄めて人体に影響がないと言われても、やはり塩素のにおいがするものを食べ物に浸けるというのは気になります。

そこでおすすめなのが純水99.9%で作られていて食品専用の「ベジシャワーです!

 

→■ベジシャワーについてはこちらで詳しく解説

ベジシャワーの農薬除去は危険?嘘?口コミや成分をチェック!

2018年7月20日

 

ベジシャワーはほとんどが水ですが、ph値を高くした強アルカリ性の液体です。

洗剤や化学物質などは入っていません。残りの0.1%も炭酸カリウムという麺やこんにゃくを作るときにも使われる食品添加物の一種です。

 

そのため匂いも一切なく、野菜に直接振りかけても気になるにおいは何もありません。

強アルカリ性の性質を使って除菌ができますし、農薬も除去、さらには表面についている放射性物質まで取り除いてくれます。

 

成分が水で出来ているので、使用後は大気中の二酸化炭素の酸性で自然と中和され、アルカリ性質が消えて最終的にはただの水に戻ります。

人体にも環境にも優しいので、漂白剤を薄めて使うという不安の残る方法に比べて、安心して使うことができますね。

 

特にベジシャワーは農薬除去ができるところが強みです。

漂白剤は菌の繁殖を抑えてくれますが、農薬除去ではありません。

それに、薄めた漂白剤は野菜を10分ほど浸けこんで菌を死滅させますから、野菜に含まれている水溶性の栄養素も一緒になくなっています。

 

ベジシャワーは1分ほどですぐに洗い流すので、栄養素は残したままキレイにすることが可能なのです。

皮ごと食べるトマトやナス、皮のないイチゴ、キャベツやほうれん草など、表面の農薬が心配される食物に薄めずそのまま使えるのでとても便利です。

 

野菜を漂白剤で洗うって本当?家庭で安全に除菌や農薬除去をするなら!のまとめ

 

漂白剤が使われた食材はできるだけ使わないようにしたいですね。

しかし外食や買ってきたお惣菜などには、製造過程でほとんどが漂白剤も使用されているのだと思います。

販売する方は、菌が繁殖したり見た目がすぐ悪くなって廃棄になることを防ぐことが最優先なのでしかたがないのかもしれませんが…。

 

せめて家で食べる物は、安全で安心できるものを選びたいです。

ベジシャワーは小さな子供がいる家庭では特になくてはならないアイテムだと思うので、ぜひ一度使ってみてください。

特に使ってほしいのはトマト!

ベジシャワーは無色なのに、トマトの表面にスプレーで吹きかけると農薬の一種で色を鮮やかにするという謎の黄色い液体が出てきますよ…。

 

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