最近では皮ごと食べられるぶどうや、種なしで食べやすい品種などが増えて子供も食べやすいフルーツになってきました。
しかしブドウを皮ごと食べる時は残留農薬があるのではと心配にもなります。
農薬を除去して子供も安全に食べられるぶどうにしてしまいましょう!
Contents
ぶどうを皮ごと食べられる種類の品種は?
私が子供の頃は、皮まで食べられるぶどうなんて聞いたこともなかったのですが、最近は近くのスーパーでも購入できるほどメジャーな商品になってきました。
種なしで皮ごと食べられるぶどうはコストコの商品でもありますね。
コストコには
●レッドシードレスグレープ
●グリーンシードレスグレープ
●ブラックシードレスグレープ
があるそうで、個人的に購入する時は「レッド」と「グリーン」をよく見かけます。
高級ぶどうでは
●ナガノパープル
という品種があります。
ナガノパープルはその名の通り長野県で作られていて、巨峰とリザマートという品種の掛け合わせで誕生した新品種です。
2004年(平成16年)に品種登録されていて、生産量が少なく長野県だけでしか生産されていません。
毎年9月~10月が収穫時期で、ネット通販では2房で2,000円~4,000円ほど、贈答用には2房で6,000円するなど高級なぶどうであると言っていいでしょう。
●シャインマスカット
という品種もあり、こちらも2006年に品種登録されたばかりの新品種です。
ナガノパープルが赤というか黒ぶどうなのに対し、シャインマスカットはキレイな黄緑色なので、2種をセットにした贈答品も喜ばれそうですね。
その他の皮ごと食べられる品種としては
●オリエンタルスター
●サマーブラック
●甲斐路(かいじ)
●瀬戸ジャイアンツ
●ゴールドフィンガー
●バラディ
●紅ピッテロ
●リザマート
●マスカット・デューク・アモーレ
●ハイベリー
●マスカット・ビオレ
●サニードルチェ
●紅環
●天山
●ロザリオビアンコ
●カッタクルガン
●マニキュアフィンガー
●レディースフィンガー
など、品種改良を重ねた結果、数多くの皮ごと食べられるぶどうが作られています。
ぶどうを皮ごと食べる時でも残留農薬はある?
ぶどうを含む野菜や果物を作るときには、無農薬を掲げていない限りは必ず農薬が散布されています。
そうなると皮ごと食べられて食べやすくなってきた代わりに、多くの農薬もついている可能性が出てきます。
ぶどうの殺菌・殺虫剤の散布については、種まき直後から10回以上にわたって決められた農薬を撒いています。
そのおかげで虫食いのないきれいなぶどうが私たちの手元に届くわけですが、言い換えれば虫も食べないほどの農薬が付着しているという考え方もできます。
よくぶどうはひと房ごとに白い紙がかけられているのもみかけます。
その袋がかけられたあとも4回ほど農薬散布の基準があります。袋と言っても傘のようになっているので完全に覆われているわけではありません。
ですので皮ごと食べられる品種でも、そうでない古来の品種でもぶどうの表面に農薬が付着していると言えます。
さらに海外から輸入されてくる果物には、収穫後に農薬を吹きかける「ポストハーベスト」があります。
カビが生えないように撒かれているわけですが、収穫後何日経っても腐らず、カビも生えず、キレイなままで並んでいるのはよく考えると恐ろしい光景です。
ぶどうの残留農薬は基準値以内?
一応、残留農薬については基準値を超えていないものが市場に出回っているとされています。
しかしそれだけで安心はできません。
日本の農薬の基準は海外に比べるとかなり規制が緩いとも言われていますし、EUでは危険度が高く使えない農薬も日本ではまだ使用されているとも言われています。
ぶどうの残留農薬については、1つのぶどうから最大で12種類の農薬が検出されたというデータも出ています。
農薬の数が少ないから良いわけでもなく、より人体に蓄積することで悪影響がある農薬が使われている方が心配ですね。
農作物はそれぞれ「どんな農薬を使っているか」までは開示されません。
すべての種類を公表していたら消費者も不安になって買うのを控えてしまいそうです。
ぶどうを子供も安全に皮ごと食べるようにするには!
国が定めた基準値以内の農薬なら大丈夫。と思わずに、家で食べる分だけでも農薬を除去して安心なものを子供には食べさせたいですね。
妊娠中の胎児への影響もありますし、今妊娠していなくても、いつか授かる赤ちゃんにも影響があるかもしれないのです。
もしかしたら10年後、20年後に国が「実は残留農薬の影響があった」と公表するかもしれません。
体に良いことのない農薬を蓄積してしまわないように、調理する際にはできる範囲から対策をしていきましょう。
ぶどうなど皮ごと食べられる果物や野菜でも安全に農薬を除去するには「ベジシャワー」が強い味方です。
純水を高アルカリに独自で電気分解したスプレータイプの液体で、ぶどうを洗う際に表面に吹きかけるだけで表面についていた農薬が剥がれ落ちてきます。
吹きかけて1分経ったらいつも通り水で洗えばOKなので、いつもの手間に少し追加するだけで水で洗うよりも何倍も農薬を除去することができます。
また、農薬の種類の中には「展着剤(てんちゃくざい)」と言われる、農薬を野菜や果物により付着しやすくするものも使われています。
普通なら野菜や果物そのものが持っている撥水作用があるため、農作を散布しても水ではじかれてしまうのを、展着剤を使うことでピタッと農薬を付着してくれるんですね…。
生産者にとっては虫がつきにくくなって腐りにくくなるので重宝するでしょうが、食べる側には困ったものです。
ベジシャワーはその「展着剤」も除去してくれる液体なので、ぶどうを皮ごと食べるなら絶対に吹きかけておきたいです。
残留農薬も除去するベジシャワーの使い方
スプレータイプのベジシャワーの使用方法は、
①食品にまんべんなく吹きかける
②硬いものは1分待ってから、全体を優しくこする
③水で洗い流す
だけです。
強アルカリph12の作用も働き、大腸菌などの最近も除去する効果がありますので、食中毒も防げます。
見た目にシンプルなのでキッチンのすぐ届くところに置いておき、食べる前の水で洗うタイミングの時に吹きかければ簡単に使えますね。
ベジシャワーについて詳しくはこちらで!
ぶどうを皮ごと食べる時は残留農薬が心配!子供も安全に食べるには?のまとめ
皮ごと食べられる品種が増えてきましたが、依然として農薬は使われていますから、食べる際には意識して農薬を一緒に口に入れないようにしていきましょう。
ベジシャワーがなくてもしっかり流水で洗えば、それだけでも5割くらいは流せているそうです。
全部をきっちりやっていくのは難しいですが、できることからやっていきたいですね。
暑いと冷やした果物が美味しくてつい食べ過ぎてしまいます。小さな体の子供には特に気をつけてあげてください~。
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