貝毒はマテ貝は大丈夫?潮干狩りでの取り方やコツも動画でチェック

貝毒はマテ貝は大丈夫?潮干狩りでの取り方やコツも動画でチェック

貝毒が西日本で猛威をふるっているだけでなく宮城県でも高い数値が出て自主規制が続いています。

貝毒は牡蠣やシジミは聞きますがマテ貝は大丈夫なのでしょうか。
今回はマテ貝の貝毒についてや、潮干狩りでのマテ貝の取り方のコツも動画で見てみましょう。

ホタテも貝毒の時期がある?症状や加熱で安全になるのか知りたい!

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2018年5月23日








貝毒はマテ貝にも発生する可能性はある?

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貝毒は、貝自体に毒があるわけではなく、有毒のプランクトンを貝が食べることで毒を持った貝になります。

貝が一度そのプランクトンを食べたらずっと残っているのではなく、海中に有毒なプランクトンがなくなって毒性のないプランクトンを食べるようになれば、貝からも毒性がなくなって人間に害のない貝に戻ります。

では、潮干狩りで取ることもできる変わった形の「マテ貝(マテガイ)」も貝毒となることはあるのでしょうか。

マテ貝はあさりや牡蠣と違って細長い筒のような変わった形をしていますが、調べてみるとマテ貝も「二枚貝」に分類される貝でした。

2018年3月頃から大阪方面で発生している貝毒の被害では、ニュースなどをみてもマテ貝を食べて食中毒を起こしたとは書かれていません。

ですが農林水産省の貝毒についての注意喚起は「有毒プランクトンを食べた二枚貝」に注意を呼び掛けています。

マテ貝もあさりや牡蠣と同じくプランクトンを食べています。あの細長い筒からか藍水を吸いこむようにしてプランクトンを体に取り込んでいるんですね。

ですので、マテ貝も同様に貝毒の危険性はあると言えます。

食べないようにと規制が入っている海域では、あさりだけでなくマテ貝も対象に入りますから、安全が確認されるまでは食べないようにしてくださいね。

 

貝毒はマテ貝だけでなく他の二枚貝も危険!

貝毒はマテ貝は大丈夫?潮干狩りでの取り方やコツも動画でチェック

二枚貝というと、普通に思いつく貝はどれも当てはまります。要は二つの貝の殻をもつ種類ということですからね。

マテ貝も筒状の貝の殻は二枚に分けるなら縦に半分に割ったようになったものが合わさっています。

マテ貝は「マテガイ科」になり、種類は
●マテガイ
●アカマテガイ
●オオマテガイ
●エゾマテガイ

と4種類あります。

二枚貝のその他すべての種類は

・アカガイ
・アゲマキガイ
・アコヤガイ
・アサリ
・イガイ
・イシガイ
・イシマテガイ
・ウコンハネガイ
・オキシジミ
・オオノガイ
・カガミガイ
・カラスガイ
・カワシンジュガイ
・コタマガイ
・サラガイ
・サルボウガイ
・シオフキガイ
・シュモクガイ
・シラオガイ
・シロウリガイ
・スダレガイ
・セタシジミ
・タイラギ
・ドブガイ
・トリガイ
・トンガリササノハガイ
・ナミガイ
・ナミノコガイ
・ハイガイ
・バカガイ
・ハマグリ
・ヒオウギガイ
・ヒレジャコガイ
・フジノハナガイ
・ベニエガイ
・ベンケイガイ
・ホタテガイ
・ホッキガイ
・ホトトギスガイ
・ホンビノスガイ
・マガキ
・マシジミ
・マツカサガイ
・マテガイ
・ミミガイ
・ミルクイ
・ムラサキイガイ
・ムラサキインコガイ
・ヤマトシジミ
・リュウキュウアオイガイ

と大変種類が多いのですが、すべて二枚貝ということで貝毒の対象になりえますから十分に気をつけてください。

ニュースでは2018年3月に泉南市や和歌山市、兵庫県明石市で取れたあさりやムラサキイガイを食べた人の中で7人が食中毒になったと報告されています。

そのうちの70代の男性は歩行困難で入院もされていたようです。

潮干狩りに行かないだけでなく、自主規制はされているものの購入した貝の産地も確認しておいた方が良いですね。





貝毒の心配のない海域のマテ貝なら大丈夫!取り方やコツ

貝毒はマテ貝は大丈夫?潮干狩りでの取り方やコツも動画でチェック

ということで、マテ貝の貝毒の可能性について見てきましたが、マテ貝自体に毒はありませんし、有毒プランクトンが出ていない場所で採取したアサリやマテ貝は美味しくいただけます!

正直なところ、慣れていないと見た目や採るのにも躊躇してしまいそうな物体ではあるのですが、見た目が受け付けなくても味は格別!だそうです。

ですので潮干狩りに行ってマテ貝を見つけたなら、是非あさりと一緒に取って帰りたいですね。

初心者でもできる、簡単に取れる方法について見てみましょう。

まず、マテ貝採りに欠かせないのが「塩」です。事前にスーパーで売られている普通の塩を買っておきましょう。

それから、その塩を入れるボトルも用意しておくと便利です。
100円ショップで売られているような蓋つきのドレッシングやソースを入れるボトルに塩を入れておきます。

ハチミツが入っていた空き容器でもいいです。サラサラした塩の方が使うときに詰まりにくくていいですが、あまりにサラサラでボトルの口が広すぎると使いすぎてしまって塩がなくなり、マテ貝採りが強制終了してしまうので気をつけてください。

それから砂を掘るクワがあると便利です。
綺麗に砂を削るとマテ貝のいる穴が潰れずに見つけられます。

しかし、なかなかマテ貝のためだけにクワを準備するのも手間なので、持っていなければスコップやシャベルでもできると思います。

マテ貝採りで準備しておくもの
●クワ(またはスコップかシャベル)
●塩
●塩を入れるボトル(1人1本)

採り方は、
①クワで砂を5cmくらい薄く掘ってマテ貝の穴を探す
②マテ貝の穴を見つけたらその穴に塩を振りかける
③ちょっと待ってマテ貝が顔を出してきたら掴んで引っ張り出す!

マテ貝採りのコツとしては、塩を振りかけたらマテ貝がいる場合は少し待つと顔を出しますが、そこでもう少し待っていると一度引っ込んでから次にもっと大きく出てきます。
そこをつかんで採りますが、強く引っ張ると切れてしまったり殻が破けてしまったりするので、逃げられない程度に優しくつかむようにするといいです。

ということで簡単な感じがしますが、「逃げられないように優しくつかむ」って慣れないと力加減がよく分からず難しそうですね。
実際に採っているのを動画も見てみましょう。

マテ貝の採り方を動画で見たい!

初めて採ってみるなら1個ずつ確実にやれば焦らずできますね。

中にはこんな乱獲方法も!

マテ貝エリアを見つけたら、どんどんマテ貝の穴に塩を振りかけて、顔を出したものから採っていきます。

これなら大量に採ることもできますね!

 

貝毒はマテ貝は大丈夫?潮干狩りでの取り方やコツも動画でチェック のまとめ

貝毒はマテ貝は大丈夫?潮干狩りでの取り方やコツも動画でチェック

貝毒の心配のない海域ならマテ貝も大丈夫です!

ただしアサリやシジミに規制が入っている場所ではマテ貝も採ったり食べたりしないでくださいね。

マテ貝採りには塩が欠かせませんので、重くても人数分あったほうが楽しめます。

子供でもゲーム感覚で一緒にできそうですね!きっと夢中になってやってくれると思います。一人でできる子供なら親と競争したり、チームを作ってみるのもいいですね。

もし子供ができなくても、大人がやっているのを隣で見るだけでも楽しめそうです~。

あ、子供に塩のボトルを渡してしまうと大人が見ていない隙に大量に無駄使いしていることもあると思うので、ボトルは大人が管理していた方がいいかもです。(特に未就学児。)

事前に塩とボトルの準備を忘れずに持って行ってくださいね!

 

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