カフェインレスコーヒーとはどんな作り方?効果は本当にない?

コーヒーを日ごろから飲むことが多いという方は、たくさんいるのではないでしょうか?

コーヒーの薬効成分と言えば「カフェイン」ですよね!

ですが最近はカフェインレスコーヒーがたくさん売られています。

 

カフェインがないコーヒー、カフェインレスコーヒーとはどんな作り方や効果はどうなっているのでしょうか?

カフェインレスコーヒーとは!?の作り方と効果を調査しました。

 








カフェインレスコーヒーとは?

カフェインレスコーヒーをよく自販機やコンビニやスーパーなどの飲み物売り場で見かけますが、カフェインレスはカフェインが全く入っていない飲み物なのでしょうか?

カフェインレスコーヒーとは、特別な手法でコーヒー豆の中からカフェインを抜いた飲み物のことを言います。ですが、カフェインがゼロと言うわけでなく、ゼロに等しいくらいカフェインを抜いた物のことを言います。(欧州基準0.1%以下)

カフェインレスによく似た意味があるもので「デカフェ」と「ノンカフェイン」があります。
デカフェは元々カフェインが入っているものからカフェインを抜いたもので、ノンカフェインはカフェインを含まないカフェインゼロのものです。
似ていますが違うものなんですね!

 

カフェインとは?

そもそもカフェインとはどういった成分なのでしょうか?カフェインレスについてご紹介しましたが、カフェインについても確認しておきましょう。

カフェインとはコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶、烏龍茶、ココア、コーラー、チョコレートにも含まれている成分です。植物中に有機酸塩の形で含まれているアルカロイドという化合物の一種と言われています。

カフェインレスの商品が多く出ていますが、カフェインは摂取のし過ぎは注意ですが、体に悪い物質と言うわけではありません。眠気覚まし効果や集中力を高めてくれる効果、疲労回復、利尿効果などが期待されています。

 

 

カフェインレスコーヒーの作り方

カフェインレスコーヒーの作り方は、コーヒー豆の状態でカフェインを除去しなければなりません。コーヒーメーカーでは4種類の方法でカフェインを除去しています!

一つ一つ確認してみましょう。

 

有機溶媒抽出

有機溶媒抽出とは、コーヒーの生豆に有機溶媒を通してカフェインを抽出する方法です。世界で初めてカフェイン除去した方法と言われています。有機溶媒は、ジクロロメタン(塩化メチレン)という物質を使うことが多いのですが、人の肌につくと炎症を起こしたり、発がん性があると言われたりしているので安全性の保障がないので日本ではジクロロメタンは使われていません。

 

水抽出

水抽出とは、一度コーヒー生豆を水に浸しカフェインなどの水溶性成分を抜いきます。次にその水から有機溶媒でカフェインを除去します。最後に、有機溶媒を取り除いてもう一度コーヒー生豆の槽に入れることで、カフェイン以外の成分をコーヒー豆に戻すという方法になります!

コーヒーの香りや成分がより残りやすい方法です。

 

超臨界二酸化炭素抽出

超臨界二酸化炭素抽出とは、二酸化炭素でカフェインを抽出する方法です。比較的新しい抽出方法になります。二酸化炭素によってカフェインを効率的に抽出除去できるので他の成分を壊さずに抽出ができます。

また、二酸化炭素は空気中に自然に存在するものなので安全性も高く、近年コーヒーメーカーで比較的多く採用されています!

 

ウォータープロセス製法

ウォータープロセス製法は水抽出と少し似ています。コーヒーのカフェイン以外の成分で飽和させた水にコーヒー生豆を浸してカフェインだけを水に抽出する方法です。味や安全性を損ねずに低コストでカフェインを取り除けるので最近はよく「ウォータープロセス製法」で脱カフェインしていると記載しているお店が増えています。

 

カフェインレスコーヒーといっても作り方で味や香り、成分に違いがでるようですね!体に害があると言われているジクロロメタン(塩化メチレン)を使用した方法もあるので日本ではジクロロメタン(塩化メチレン)は使われていませんが、海外に行ったときは確認をしてみましょう!

 





カフェインレスコーヒーの効果

カフェインレスでもたくさんの効果が期待されています!カフェインが入っていないからといって効果が全くなくなると言うわけではないようです。
カフェインレスコーヒーの効果を調査しました。

 

高血圧・低血圧に効果的

コーヒー特有の香り成分と苦み物質が自律神経活動を高める効果があると研究結果が得られています。
カフェイン以外の成分で自律神経活動を高めると言われているので、カフェインレスのコーヒーでも効果が得られます。

ポリフェノールによる健康効果

カフェインレスコーヒーならカフェインを摂りすぎることがないのでポリフェノールの抗酸化作用をより実感でき、健康効果もパワーアップします。
がん予防、糖尿病予防、体のアンチエイジング効果などの効果が期待できます。

ダイエット効果

カフェインレスコーヒーでも脂肪の代謝を高める効果があると研究結果が認められています。脂肪燃焼作用もカフェインレスコーヒーでも効果があるようです!

美肌効果

カフェインレスコーヒーのポリフェノールの抗酸化作用によって皮膚の新陳代謝が良くなり、ターンオーバーの復活や線維芽細胞によるコラーゲンやエラスチンなどを活発にしてくれることにより、美肌効果もあるようです。

生活習慣病の予防

カフェインに代表的な効果として眠気を覚ましてくれる効果があります。ですがカフェインを摂りすぎたり、夜に摂取することで良質な睡眠の妨げとなってしまうデメリットも出てきます。カフェインレスに変えることで良質な睡眠がとれるようになることから生活習慣病の予防にも繋がります。

カフェインレスコーヒーはカフェインの効果は得ることはできないので「眠気覚まし効果」、「利尿作用」、「胃の消化促進効果」などは期待ができなくなりますが、カフェインレスコーヒーでもたくさんの効果が期待されているのでとてもおすすめなことがわかりました!

 

カフェインレスコーヒーのメリットとは?

カフェインは妊娠中や授乳中の方、胃炎治療中、抗うつ薬を服用している方、小さい子供など避けた方がいい方もいます。そんな方にはカフェインレスだと嬉しいですよね!
カフェインレスにはメリットをチェックしてみましょう!

  • 睡眠の質が良くなる
  • 胃もたれの改善
  • 頭痛や貧血の改善
  • 冷え性が良くなる

コーヒーが好きな人にとってカフェインを摂ってはいけないとなると、ちょっと困りますよね!ですが、カフェインレスのコーヒーがあることで我慢しなくてもよくなるのは嬉しい大きなポイントです。

 

カフェインレスはコーヒーだけじゃない!

カフェインが入っている飲み物と言えば有名なのがコーヒーですが、カフェインはいろんな飲み物に入っています。

カフェインレスもコーヒーだけでなくいろんな飲み物から販売されているので確認してみましょう。

  • 麦茶
  • ほうじ茶
  • 玄米茶
  • ハーブティー
  • ルイボスティー
  • 紅茶
  • カフェオレ

カフェインレスの商品を調べてみるといろんなものがヒットしました。緑茶はカフェインが入っているイメージがありますが調べてみると緑茶風味のカフェインレスの飲み物が販売されていました。

 

カフェインレスコーヒーとはどんな作り方?効果は本当にない?まとめ

カフェインレスコーヒーの作り方や効果をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

カフェインレスコーヒーは妊娠中や飲むことを控えた方が良い方だけでなくてもメリットや効果がたくさんありました!

夜どうしてもコーヒーが飲みたくなった時にはカフェインレスコーヒーを飲んでみるのがいいですね。