「天国と地獄」は黒澤明監督の作品で1963年のモノクロ映画です。
黒澤明監督作品の映画「天国と地獄」は三船敏郎さん主演で身代金3000万円で子供を誘拐した犯人を追いかける現代劇です。
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Contents
映画「天国と地獄」黒澤明監督作品のあらすじ
ある日、製靴会社『ナショナル・シューズ』社の常務・権藤金吾の元に、「子供を攫った」という男からの電話が入る。
そこに息子の純が現れ、いたずらと思っていると住み込み運転手である青木の息子・進一がいない。誘拐犯は子供を間違えたのだが、そのまま身代金3000万円を権藤に要求する。
デパートの配送員に扮した刑事たちが到着する。妻や青木は身代金の支払いを権藤に懇願するが、権藤にはそれができない事情があった。権藤は密かに自社株を買占め、近く開かれる株主総会で経営の実権を手に入れようと計画を進めていた。
翌日までに大阪へ5000万円送金しなければ必要としている株が揃わず、地位も財産も、すべて失うことになる。
権藤は誘拐犯の要求を無視しようとするが、その逡巡を見透かした秘書に裏切られたため、一転、身代金を払うことを決意する。
映画「天国と地獄」の作品情報
監督 黒澤明
脚本 黒澤明、小国英雄、久板栄二郎、菊島隆三
製作 田中友幸、菊島隆三
主演 三船敏郎
映画公開日 1963年3月1日(昭和38年)
上映時間 143分モノクロ
エド・マクベインの小説「キングの身代金」をもとに映画化された作品です。
当時の誘拐罪に対し刑が軽いことも喚起していたのですが、公開された後には誘拐事件が増えてしまったのだそうです。
しかしこれが問題となり、翌年には刑法を改正するきっかけに繋がりました。
毎日映画コンクールの日本映画大賞・脚本賞受賞、NHK映画祭では最優秀作品賞と監督賞を受賞するなど多くの受賞歴があります。
2007年9月8日にはテレビ朝日系のスペシャルドラマでリメイクされました。
佐藤浩市さん、阿部寛さん、妻夫木聡さん、鈴木京香さんが出演しています。
映画「天国と地獄」のキャスト・俳優
権藤金吾(製靴会社「ナショナル・シューズ」の工場担当常務)三船敏郎
戸倉警部(誘拐事件の捜査担当主任)仲代達矢
権藤伶子(権藤の妻)香川京子
河西(権藤の秘書) 三橋達也
青木(権藤付きの社用車運転手)佐田豊
田口部長刑事(部長刑事、ボースン) 石山健二郎
荒井刑事(田口の部下)木村功
中尾刑事(荒井の同僚)加藤武
竹内銀次郎(貧しい環境に暮らす研修医)山崎努
捜査本部長 志村喬
捜査一課課長 藤田進
村田刑事 土屋嘉男
山本刑事 名古屋章
島田刑事 宇南山宏
高橋刑事 牧野義介
小池刑事 鈴木智
中村刑事 田口精一
上野刑事 山本清
原刑事 児玉謙二
新聞記者 千秋実、三井弘次、北村和夫、近藤準
債権者 山茶花究、浜村純、西村晃
靴工場の工員 東野英治郎
病院の火夫 藤原釜足
刑務所長 清水将夫
裁判所執行吏 織田政雄、松下猛夫
内科医長 清水元
横浜駅の乗務員 沢村いき雄
魚市場の事務員 清村耕次
病院の外来患者 大村千吉
看守長 田島義文
麻薬患者 菅井きん、小野田功
殺される麻薬街の女 富田恵子
ノンクレジットではありますが、新聞記者役に大滝秀治さんが出演されています。
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「七人の侍」
「生きものの記録」
「蜘蛛巣城」
「どん底」
「隠し砦の三悪人」
「悪い奴ほどよく眠る」
「用心棒」
「椿三十郎」
「天国と地獄」
「赤ひげ」
「どですかでん」
「影武者」
「乱」
「夢」
「八月の狂詩曲」
「まあだだよ」
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映画「天国と地獄」を観た人の感想は?
山崎努演じる犯人は、明かされる動機が恐ろしく軽薄であり、得体の知れない怪物というよりは一人間としての側面が強い辺りが現代的な悪役だなという感じがした。同じく人間的であり、成功者とはいえ地道に成り上がってきた権藤とは実はそれほど遠い存在でもないように思えるんだけど、その断絶は最後まで狭まることはないというのが物悲しい。
途中まで飄々としていた仲代達矢が、だんだん感情的になってきてついには「犯人を泳がせて罪を重くしよう」的なことをいいだすのは結構違和感あったけど、ここには当時の誘拐罪に対する罰の軽さに対する黒澤明の憤りみたいなものが反映されてるらしく、何となく納得。
天国と地獄 の意味がわかった時の唖然というか衝撃というか
しょっぱなから引くほど面白くて、そのまま魅入ってしまいました。三船敏郎や仲代達矢も良いけれど、サングラス姿の山崎努の存在感がすごい。スピード感でいうと努がメインになる前の方がスリルがあって引き込まれるため犯人を追うところは少しダレそうになったけど、菅井きんの出て来るところとか随所にハッとした。終わり方もなかなかに斬新でした。どうして犯人は1人で喋り続けるのか、なぜ権藤は黙っているかを考えると、地獄とはと考えを巡らせてしまいます。とにかくこれは素晴らしく面白かった。
完璧すぎて涙が出そうだった。
脚本。演出。緊張と緩和のバランス感覚がこの監督は異常。
ただ、「ボス、子供がいない!」は流石に笑う。33分探偵味が深い。
それすらも緊張と緩和の妙技。
あと、山崎努がめちゃくちゃカッコいい。
初めて観た黒澤明の時代劇以外の作品でした。
うーん、日本にこんな味のあるサスペンスがあったなんて!!
誇らしい!!一つ一つのシーンをあまりカット割せずにじっくりと映していることもあって、まったく退屈しない手に汗握る143分間。
ストーリーがものすごくよかった。犯人との身代金の受け渡しのシーンは
後世に残る名シーンですね…!!黒澤映画は最後がいつもグッとくるけど今回も重い重くて震える山崎努の名演技だった。それを見つめる三船敏郎もよかった。天国と地獄というタイトルが言葉以上になる作品でした。
現代のドラマとしても見応えあり。この時代でよく出来てるなー!!そこかしこに覚えのある顔が登場し、いずれも皆若い!三船敏郎氏はもとより、仲代達矢氏、山崎努氏、三橋達也氏、木村功氏とそうそうたる面々。志村喬氏まで出てるのにはビックリだ。
天国と地獄(黒澤明)映画の無料動画はある?あらすじ感想もチェック!のまとめ
白黒と言ってもずいぶんと映像がきれいになって見やすくなっています。
列車の窓から投げられたかばんは、吉田カバンで特注で作られたものなのだそうです。
また、映画の設定では真夏ということでしたが、実際には真冬に撮影されてました。季節を逆にすることで、「どうやって暑く見せられるか考えるようになる」と黒澤監督が答えたのだそうです。
ぜひ「天国と地獄」を最後まで楽しんでください!