羅生門(映画)の動画を無料視聴するには?あらすじや感想とキャストも確認!

三船敏郎さん主演のモノクロ映画「羅生門」の動画を無料視聴する方法についてご紹介します。

羅生門は1950年(昭和25年)に公開された映画ですが、半世紀を大きく過ぎた今でも傑作と言われる名作!

あらすじや名作を観た人の感想とキャストについても見ていきます。

 

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映画「羅生門」の動画を無料視聴するには?

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2018年8月18日

 

 

映画「羅生門」のあらすじやキャスト

この作品は、芥川龍之介の短編小説の「藪の中」(やぶのなか)と「羅生門」を原作に脚本が作られた黒澤明監督の作品です。

荒れ果てた羅生門で雨宿りをする3人。
その中の一人が「教えてくれ、訳が分からねえ」と聞いてきます。
焚き木となる木を売る杣売り(そまうり)の男は、3日前に見た出来事を話し始めます。

落ちていたものとそこで見た命を落とした侍の男の姿を検非違使(けびいし)に報告します。

 

殺人事件として疑いはまず盗賊の多襄丸(たじょうまる)に。

3日前に何があったのか話し始めました。多襄丸が言うことには、侍夫婦を見かけた際に美しい妻(真砂)の姿を見て気に入ってしまい、女を奪おうと思ったと証言します。
できるだけ男(金沢)を殺したくはなかったが、真砂が勝った方の妻になると言ったことを信じて堂々と戦って、最後に自分が勝ったのだと言います。

しかし勝利の後に探しても真砂は逃げていて見つからず、短刀は無くなっていたということでした。

 

次に侍の妻の真砂が証言します。

多襄丸は夫を殺さないで逃げたと言います。
夫(金沢)を助けようとするも、多襄丸に手籠めにされた真砂を蔑んだ冷たい目で見ていたと。
耐えられなくなって夫の縄を切って短刀を渡して自分を殺すように言いますが変わらず冷たい目で見る夫に取り乱して気を失いました。
目が覚めるとすでに金沢には短刀が刺さって命を落としていたのだそうです。

 

そして最後に巫女が証言します。

金沢の霊を呼び出し、死んだ男の証言が始まります。
妻の真砂が多襄丸に手籠めにされた後、真砂が多襄丸に「どこへでも連れて行ってください」と言い自分を殺すように求めていたのだとか。
多襄丸を見る妻の顔は今までに見たことがないほど美しい顔をしていたと。
多襄丸はその言葉に呆れて、女を生かすか殺すか自分で決めろと縄をほどいてきたのだが、その間に真砂はいなくなり、多襄丸も姿を消してしまいました。
そして残された自分は無念のあまり短刀を使って自害したのだと言いました。

3人のそれぞれ違う証言に真実はあるのか、そして短刀など刺さっていなくてすべてを見ていたという杣売りの男の発言は。無くなってしまった短刀の行方とは。

 

人間は誰しも自分に都合の良い解釈をして、不都合なことには自分自身にも嘘をつく、という言葉が印象的です。

 

映画「羅生門」の出演キャスト

多襄丸役 三船敏郎
金沢役 森雅之
真砂役 京マチ子
杣売り(そまうり)役 志村喬
旅法師役 千秋実
下人役 上田吉二郎
巫女役 本間文子

 

映画「羅生門」の作品情報

監督 黒澤明
脚本 黒澤明、橋本忍
製作 箕浦甚吾
主演 三船敏郎
映画公開日 1950年8月26日(昭和25年)
上映時間 88分モノクロ

 

映画「羅生門」を観た人の感想!

黒澤明が芥川の『羅生門』と『藪の中』をマッシュアップしたミステリー&サスペンス映画。関係各人がバラバラの証言をして矛盾をきたす状態を心理学や犯罪学、社会科学で「羅生門効果」と言うらしいが、それほどの古典的名作。白黒なので色彩ではなく、その分、完璧に計算された構図と陰影ですべてを語る。

それぞれの異なる証言を再現するパートでは、同一人物なのに、まるで違ったキャラクターを現すのがすごい。

特に多襄丸(三船敏郎)や被害者の妻(京マチ子)の豹変(のように見える)は人間臭くて悲しくも可笑しい。

何が真実なのか分からないこんな世の中じゃポイズンだけど、善を為す人間の存在もあって、人の心を信じていくしかないんだぜっていう諦念と希望の混じったエンドも余韻がある。

 

光と影の使い方、カメラワークが素晴らしかった。誰もが持ってる人間の醜さ、エゴもよく出てた、最後の赤子の行く末は見る人の想像にお任せって感じ?見せ方うますぎか。さすがですなー
な、70年も前の映画なのか…!

 

芥川の「藪の中」の話は初めて知りましたが、あの「羅生門」の印象と確かにマッチしていて良かったです。
一人の武士が殺されたという事実が、自分のプライドを守りたいだけの人たちのエゴによって捻じ曲げられる。そんな嘘になんの拘りがあるのか、話だけを聞くと「分かんねえ」のですが、回想シーンを見ているとよく分かるように出来ています。

 

白黒だからこそ自然や人間の肉体的な画や人の狂気性が映えている気がした。
一つの殺人事件の4人の証言から見えるそれぞれのエゴを見て人間てやっぱり面白いなと思った。

 

●妻役の京マチ子も霞むことなく自分の存在感を表していて、余韻に残る作品。

●悪を描く黒澤監督作品の中で最高傑作だと思う。

●それぞれの演技も、雨宿りする脇役陣も素晴らしかった。

●事件の真実にたどり着くと同時に人の真実にたどり着く深い話だった。

●人間は美しい生き物ではないけどささやかな希望があっていいラストだった。

●役者が8人しか出てこない最高傑作。

●人間が一番怖いと思えた映画だった。人間は自分に都合のいいように解釈しないと生きていけないのかもしれないと思った。

●シンプルさの中にある魅力を感じることができた。

●「人間なんてみんな自分勝手」人の醜い本質をストレートに出していて現代でも繋がる話だと思った。

 

羅生門(映画)の動画を無料視聴するには?あらすじや感想とキャストも確認!のまとめ

テーマが人間であるために、古い映画ながら若い世代がいつの時代に観ても心に残る作品になっているのだと思います。

黒澤明監督の作品は、ぜひU-NEXTを利用して観ておきましょう!

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観たことがある作品でも、時間が経ってもう一度観てみると前には分からなかった別の面白さも見えてくると思います!