韓国の兵役逃れで体重偽装した方法とは!過去にはどんなやり方が?

韓国の兵役逃れで体重偽装した方法とは!過去にはどんなやり方が?

韓国の男子は約2年間の兵役に就くことが義務となっていますが、芸能人だけでなく一般人でもあの手この手を使って兵役を逃れようとする人が後を絶ちません。

兵役逃れで体重を偽装しようとした韓国の学生の方法とは何だったのか?

過去にはどんなやり方が行われていたのか気になったので見てみました!

 








韓国では兵役逃れを企む男子が後を絶たない…

韓国国籍の男性は、人生で最も過酷な時間である「兵役」が待っています。

18歳から35歳の間が対象期間となり、現在のところは最低でも21ヶ月の兵役に就くことが義務化されています。

就職の面接前には除隊している方が有利でもあるため、一般的には大学在学中に休学して兵役に就く人が多いです。

 

この兵役期間は過酷な軍隊生活を強いられるので厳しい生活が待っていることに加えて、自分の得意とする専門分野のキャリアを積んでいる場合には2年間がマイナスになってしまうと考える人も多いのが現実です。

 

そのために何とか兵役を免れようと考える韓国男子も少なくありません。

2018年9月、ソウル市内の声楽専攻の大学に通う12人の学生が兵役の検査で不合格となるために体重超過を偽装して兵役逃れを行おうとしていたことが見つかりました。

管轄の韓国兵務庁では、これが事実であるなら「見せしめ」の意味も込めて厳重な処罰が下される方針です。

 





韓国の兵役逃れで体重偽装の方法!実際にあった過去のやり方は?

体重超過で兵役を免れるには、明確な基準は分かりませんがBMIが33以上であることが一つの目安であるようです。

逆に低体重でBMIが低すぎる場合も同様に兵役免除に。

BMIは「体重÷(身長×身長)」もしくは「体重÷身長÷身長」という計算式で、例えば175㎝で体重が70kgだった場合、

70÷1.75÷1.75=22.85、BMIは22ということになります。

もしも身長175㎝でBMIが33以上という場合、この計算式では約102kg以上の体重になります。

 

ですので、故意にBMIを増やそうとする場合は175㎝で70kgの人は32kg以上太らなければならないということになりますね。

 

12人の大学生は検査当日にできるだけ体重を増やそうとプロテインを大量に飲んだり、濃いアロエ飲料を飲んだりしたのだとか。

そんな方法で本当に体重が増やせるのでしょうか…。(見つかっているので失敗しているわけですが)

 

過去には身長180㎝で87kg(BMI 26)の男性が、約5ヶ月で体重を107kgにまで増やし、見事(?)BMI 33となり軍隊への入隊が免除となった例がありました。

その後もBMIが33~35の場合は抜き打ち検査があるため、体重を維持し続けなけらばならず、2ヶ月後の検査では体重113kg、BMI35に。

上手くいったかのように思えましたが、急激に体重が増えたことで怪しまれて調査を受け、兵役逃れのための計画であったことが見つかって執行猶予付きの判決が下されることになってしまいました。

その男性も認めたため、その後は現役兵として入隊することになったのだそうです。

無駄に太って、前科もついて、逃れたかった兵役にも就くことになり、何も得るものがなかったですね…。

 

韓国の兵役逃れには様々な方法が…

韓国国防部での資料では、2013年~2017年前期までの4年半で兵役逃れとして見つかったのは227件あり、その中での理由には

・故意の体重増減 57件
・精神疾患の偽装 52件
・故意の入れ墨 52件
・眼病疾患の偽装 22件

となっていて、やはり体重についての兵役逃れが一番多いという結果に。

眼病疾患については、酔い止めパッチの成分で瞳孔が拡大してしまう副作用を利用して目に貼ったという事例もあり、これも見つかって懲役1年執行猶予2年の判決が下されています。

他には医者に偽の診断書を作ってみたり、必要ないのに膝の手術をするなど、多岐にわたって兵役から逃れるために様々な手を使う人はまだまだ減らないのだそうです…。

 

韓国の兵役逃れで体重偽装した方法とは!過去にはどんなやり方が?のまとめ

結局のところ、見つかって罰を受けて兵役に就くことになるのなら、諦めて素直に入隊してしまった方が良さそうな気もします。

それでも「行きたくない」という人が多いからこそ後を絶たないのでしょうね。

戦時中の日本でも、昔は「醤油を一気飲みして体を壊す」などという逃げ方があったと話に聞いたことがあります。

 

いつかはこの制度も終わる時がくるのでしょうが、韓国としては超安月給で約2年間も国のために働いてもらえる兵役を簡単には辞めないのだと思います。

 

約10年前に韓国の兵役を終えた人に話を聞くと、月給は5,000円くらいなので貯金もできず、ちょっとタバコやお菓子を買うだけで終わってしまうと言っていました。(うちの夫)

今は物価も違うのでもう少し給料も上がっていると思いますが、それでも過酷な生活が続くのは大変です。

良い意味でいえば精神が鍛えられて強い体になると言ったところかもしれません。

いつかは戦う準備のための兵役という制度が無くなって、平和な時代になるといいですね。

 

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2018年7月13日