黒澤明監督の映画「一番美しく」の動画を無料視聴する方法についてご紹介します！
「一番美しく」のあらすじや観た人の感想についても見ていきます。
黒澤明監督の奥さんになる女優も出演していますので、観たことがなかった人もぜひチェックしておきましょう～。
すぐに「一番美しく」を観るなら初回無料がおすすめ！
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Contents
一番美しく(黒澤明監督映画)の動画を無料視聴する方法はある？
1944年に公開された映画「一番美しく」を、DVDをレンタルしに行かなくても自宅ですぐに観られるサービスがあるのか確認してみました。
| 動画配信サービス | 一番美しく | 料金 |
|---|---|---|
| U-NEXT | 〇 | 見放題 |
| FODプレミアム | 〇 | 400ポイント |
| TSUTAYA TV | 〇 | 400円 |
| dTV | 〇 | 300円～ |
| Hulu | × | – |
ということで、追加の課金なしで「一番美しく」が視聴できるのはU-NEXT（ユーネクスト）でした！
（2018年9月調べ）
U-NEXTは月額料金が必要な動画配信サービスですが、初めて登録する人は全員31日間は無料トライアル期間としいて月額料金がかからないで利用できます。
U-NEXTでは12万本以上の映画やドラマなどの作品が配信されています。
その中でも追加料金がかからない見放題対象と、ポイントや課金が必要なポイント対象作品の2種類の動画があります。
そして「一番美しく」は見放題対象作品です！
ですので、初めて登録する人は31日間のお試し期間中に見放題作品を観ても一切料金が発生しませんので、結果的に無料で楽しめてしまう、という訳です。
まだカラーの時代ではないのでモノクロ（白黒）映画です。
なんと74年前の作品が動画配信でいつでも自由に観られるようになっているなんて、当時の人たちは思ってもいなかったでしょうね。
映画「一番美しく」のあらすじは
昭和19年の女子挺身隊（じょしていしんたい）として全国から少女たちが徴用となり、工場で寮生活をしながら戦争に使う兵器の生産を行う姿をドキュメンタリー風に描いた作品。
全国から少女達が徴用を受けて女子挺身隊に組み込まれ、各地の軍需工場で働いていた。光学機器を生産する東亜光学工業にも数十人が配属、女子寮に寝泊まりしつつレンズの増産に従事していた。
ある日工場では非常増産強化運動が開始、男子が10割、女子が5割と発表されるが、少女達はそれが不服で男子の2/3を達成すると宣言する。
挺身隊の組長・渡辺ツルは少女達をまとめ、成績も着実に伸びていく。
しかし無理がたたり、怪我人や病人が出てきたことにより、成績は鈍化、挺身隊の結束もほころび始める…。
戦時中の映画ですので、戦意高揚という意図も組み込まれた作品です。
しかしながら劇中ではアメリカの曲を使用するなど、黒澤明監督の反骨精神も感じられます。
当時の女学生たちの姿をリアルに映し出していて、戦闘シーンなどは出てきません。
ノンフィクションではないものの、ドキュメンタリーに限りなく近い作品を撮るたえに、出演した女優たちは実際に女子挺身隊に入るなどして体験をしたのだそうです。
「一番美しく」の映画作品情報
脚本 黒澤明
製作 宇佐美仁
出演 志村喬、矢口陽子
映画公開日 1944年4月13日（昭和19年）
上映時間 85分モノクロ
映画「一番美しく」を最後まで観た人の感想は？
●主演の矢口陽子の演技がとても良かった。涙が出た。
●寮母役の美しさや優しさが溢れていて、当時の女子の青春ドラマのようだった。
●国からの制限もあり戦争を賛美しているように作られているが、ある意味で反面教師な示唆もあったように感じた。
●理不尽なことも多く現代のブラック企業だと思った。
●女子のあどけなさを上手く表現していると思う。
●戦意高揚のための真っ直ぐさがリアルだと思う反面、不自然さも感じた。
●自我を失って国のために働く女子工員に、国に対しての皮肉めいた部分を感じた。
●作品全体がこの時代を上手く表現した貴重な資料だと思う。
黒澤明監督が表現したかった世界観というか、当時のリアルな庶民たちの過ごし方、考え方などが今の時代の人たちにもしっかり伝わっていることが感想を見ても感じられます。
中には黒澤明監督らしくない、駄作という意見もありましたが、表現の自由も制限され、撮影するのも困難な状況の中でこれだけ時が過ぎた今の時代に残せる作品を撮ったのは、やはり巨匠なのでしょうね。
「一番美しく」映画公開の1944年当時は東南海地震が発生
映画が公開されたのは1944年4月で戦争中という時代でした。同年12月7日午後1時には東南海地震が発生しています。
マグニチュード7.9の大地震で時間帯も学校や工場にいる人が多かったことから被害も大きくなりました。
駿河トラフと南海トラフの近辺が震源地となり、伊豆半島から紀伊半島には津波が襲ったとの記録もあります。
映画にも規制が入り、上映時間は1時間40分までという制限が付けられていました。
この作品の中で女子組長の渡辺ツル役を演じた矢口陽子さんは、翌年の1945年に黒澤明監督と結婚しました。
一番美しく(黒澤明監督映画)の動画を無料視聴するには！あらすじ感想も紹介！のまとめ
当時のことが垣間見れる「一番美しく」は今となっては貴重な作品です。
この作品が公開されたときの黒澤明監督は、当時34歳でした。（1910年3月23日生まれ）
見放題で自宅で楽しめるのも、いつまで続くのか分かりません。U-NEXTで観る際はまだ作品の配信があるのか確認してから無料登録を行ってください！
