子供に家庭学習で英語を学ばせる為に必要なDVDやテレビ番組紹介と、そのDVD、テレビ番組をを利用して子供へどのように働きかけをすれば英語を習得できるかをご紹介します。
子供が言語を学習する過程を考える
人は誰でも最初から言葉を話せるわけではありません。
赤ちゃんの頃から親やテレビなど、周りの音から言語を習得し、その後、親が絵本を読んだり学校で文字を習うことで単語を覚え、読み書きができるようになります。
現代の親世代が中学、高校(6年間)も英語を習ったのに話せない、読めない、書けない、という状態にあるのは、英語圏の子供たちが当たり前に習う英語の基礎を学習していない事が大きな要因の一つと言えます。
その結果 「なんでAはエーって読むのに、アップルのアとか、オールのオっていう発音になるの?」と疑問に思っていても誰もそこを教えてくれる人はいませんでしたし、考えるよりも丸暗記の方法を取っていた方も多かったのではないでしょうか?
日本人である私たちは初めて日本語を習うときに「あいうえお」の読み方と書き方から習います。
その後、漢字の音読み、訓読みを習う事により、初めて見る言葉でも読みを予想できるようになります。例えば「樹木」と書いて「きき」と読まないのはそれぞれの漢字に音読み、訓読みがありそれらを踏まえたうえで「じゅもく」ではないか?と連想できるからです。
それと同じように英語のアルファベットにも2つ以上の読み方が存在し、それを勉強することで発音だけでなく絵本を自分で読むことも可能になります。
DVD、テレビ番組でフォニックスを習得しよう
英語圏の子供たちは「A~Z」までのアルファベットの読み方と書き方を習いますが、アルファベットは日本人が習う「エー、ビー、シー」の他にもフォニックス(Phonics)と呼ばれる「アッ、ブッ、クッ」という読み方が存在します。
英語圏では幼稚園~1年生までの間にこのフォニックスを徹底的に覚えさせられます。
たとえば、「CUP」は「クッ、ア、プッ」というフォニックスになるので、「カップ」と読むことが出来るようになるのです。
このフォニックスは様々なDVDやテレビ番組で学習することができます。
おすすめなのはLeap Frog – Letter FactoryというDVDで、カエルがアルファベット工場でフォニックスを習うという内容です。軽快な音楽に合わせてフォニックスを簡単に習得できます。
フォニックスがマスターできたらThree Letter Words(スリーレターワーズ)というフォニックスの基本を練習するテキストに挑戦してみるのもいいかもしれません。
また有料放送のWord World(アメリカ合衆国教育省による番組、ディズニージュニアで放送中)というアニメ番組ではフォニックスだけに集中して物語が構成されており、フォニックスを使ってどのように単語を読むのかを学習することができます。
ここで大切なのは、親も必ず一緒に覚える、という事です。
親が興味を示さないものには子供は興味を示しません。覚えたフォニックスの歌を親子で毎日歌うことが大切です。
また、ゲーム感覚でAのフォニックスで始まる単語を親子で順番に考えるなど、楽しみながら学習していきましょう。
ダイグラフとトライグラフ
フォニックスがマスターできたら、次はダイグラフ(Digraph)とトライグラフ(Trigraph)を学習しましょう。
ダイグラフとは?
ダイグラフとは二字一音のことで、例えば 【ai エイ 】 【ee イー】 【sh シュッ】 【 al オール】 【ph フォ】 のように二つのアルファベットが組み合わさったときに読み方が変わるものを指します。
トイグラフとは?
トライグラフとは三字一音のことです。たとえば、【igh = アイ】などがありますが、これを覚えると【 Night = ナイト】という単語を読むことができます。
効果的な学習方法は?
これらの発音もMeet the Phonics- DigraphsなどのDVDを利用して覚えていくと簡単です
また、アプリで簡単に学習できるLearn Digraph & Trigraphsは、お出かけ中にも便利です。
それぞれの発音を最初はゆっくり丁寧に読んでみましょう。
そして、だんだん速度を上げて読んでいくとフォニックスという発音になります。
スプリットダイグラフ(Split Digraph)という「最後にeが来たらその前の母音はアルファベット読みになる」というややこしいものもあるので注意してくださいね。
(例 Make は e で終わっているので a の発音はアではなくエイになる)
<まとめ>
フォニックス、ダイグラフ、トライグラフを覚えることによって実に様々な単語を読むことができ、そこから文章が読めるようになってきます。覚えたら終わりではなく、簡単な文章が書かれている絵本を親子で一緒に読んでみる事がとても大切です。
(例:I can Read! シリーズ)子供にとって言語は覚えるのも早いですが、忘れるのも早いため、英語教育は必ず持続して行わなければなりません。
最低でも1日30分はDVDを見せたり、一緒に歌を歌ったりするだけでも、必ず英語力は身に付きます。
そして、色々なテレビ番組、DVD,教材などを使って楽しく発音練習をすることで、正しい英語が身に付きます。
しかし、一番大切なことは親子で楽しく英語を学習する事です。